国立広島商船高等専門学校
文部科学省 地(知)の拠点

MENU

生体深部温度計測

がん温熱療法のための非侵襲温度計測法(概要)

大和田 寛(電子制御工学科)

がん組織を43℃前後に加温して治療を行うハイパーサーミアにおいて、その加温効果(治療効果)を確認するためには、熱電対や光ファイバ等の温度プローブを生体内に刺入する必要がある。
現在のところ、非侵襲に生体内の温度分布を計測する手法としては、MRIを利用した方法などがあるが、計測装置が大掛かりになってしまう等の理由から、臨床応用に耐えうるような非侵襲温度計測法は実現されれいない。
本研究の目的は、誘電性の温度依存性と加温装置内の電磁界分布の特性を利用して、生体内の温度分布を非侵襲に画像化して計測する手法(空洞共振器加温アプリケータ内の電磁界分布を利用した非侵襲体内深部温度計測法)の開発である。
今回は、温度推定アルゴリズム高精度化のため、三次元電磁界解析を用いたシミュレーションを行い、温度推定パラメータの再検討および今後のモデル実験へ向けた環境構築を行った。
今後、これらの数値解析の結果に基づく計測システムを試作し、モデル実験によって提案手法の可能性を検討する計画である。

oowada_1oowada_2

生体深部温度計測法の概要(左又は上)と測定した温度分布(右又は下)

本研究は科学研究費補助金・基盤研究(C)によるものである。
公開日:2014年4月19日

PAGETOP
Copyright © 広島商船高等専門学校 All Rights Reserved.