国立広島商船高等専門学校
文部科学省 地(知)の拠点

MENU

色覚バリアフリー

色覚異常者のためのバリアフリー(概要)

成清 勝博(電子制御工学科)

色覚異常者は、身体障害者と違って一見してその障害が他人からは分からない。身の回りには色分けされた情報が多数にあり、健常者にとっては容易な情報内容の収集が色覚異常者には困難であり、間違ってしまう可能性が高い。近年、ユニバーサルカラーデザインが提唱され、色覚異常者にも配慮された色使いも一部では行われつつあるが、未だにその認知度は低く、多くの画像は色覚異常者への配慮がなされていないのが現状である。本研究では、ネット上の画像やスキャンした画像を色覚異常者にも、その画像の意図する内容が伝わるようなモノクロ画像に変換する手法を開発している。本法では、カラー画像を次のような画像処理により、視覚異常者が判別できるモノクロ画像に変換する。
①人間がどのようにして色を判別しているのか。
(ア)小さいノイズは気にしていない。(イ)一定の面積の領域を一色と認識する。(ウ)似た色の判別は出来ず、同一色と見なす。
②モノクロ化する前に、ノイズを除去し色数を減らす。
(ア)各色の領域分割を行い、領域ごとに平均色で塗りつぶしノイズを減らす。(イ)一定以上の面積の領域のみを対象とする(ノイズ除去)。(ウ)各領域の類似性を調べ、それらのグループ化を行い、同じグループに含まれる領域に同じ色を与える。
③各グループに異なる明度、あるいは斜線等の模様を与えて、モノクロ化する。

narikiyo_1
4色カラー画像(左)、 従来のモノクロ化画像(中央)、 本手法のモノクロ化画像(右)
narikiyo_2
現状の地下鉄路線図(左)、 モノクロ化した地下鉄路線図(右)

本研究は科学研究費補助金・挑戦的萌芽研究によるものである。
公開日:2014年4月21日

PAGETOP
Copyright © 広島商船高等専門学校 All Rights Reserved.