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ドローンによる空撮

大崎上島の名所の紹介動画へのドローンによる空撮の導入

村岡 秀和(商船学科)

概要 近年の情報発信において,発信素材は文字や静止画に加えて動画が多く用いられ始めており,その視聴機器はPCのみならずスマホやタブレットなどの携帯端末の利用も増加している。そこで本事業ではCOCの情報発信&観光交流部門活動の一環で,大崎上島の各所の紹介動画作成を行う。そしてそれらの動画コンテンツを,サーバーなどを用いて配信することや,イベントなどの際に可搬式モニタを用いて提示することで,本校や大崎上島のPRなどの情報発信を行う。さらに空中撮影用機材として小型無人飛行機(以降,「ドローン」という)を用いることにより,大崎上島独自の地形の撮影を可能とする。大崎上島の各所空撮映像を動画などで撮影することで,動画コンテンツとしての情報密度の向上が見込まれる。また撮影時の機材操作には本校教員のみならず,教員指導の下で高学年学生や専攻科生が行うため,空撮システムなどの機材の扱いや映像データの処理を習得することができる。

キーワード 教育・地域貢献/情報発信/動画・空撮

1.はじめに

家庭でのインターネット通信環境に加え,スマホやタブレットをはじめとする携帯端末による通信が近年充実している。それら携帯端末による通信速度やエリア,品質,価格,通信データ量などは,ほぼ全般において情報取得に必要十分なものとなっているが,それらの条件は細分化され,通信会社やプランなどを選択契約することで,使用者の用途目的に適合する条件を満たした通信環境を手に入れることができる(条件によっては通信量や通信速度が制限され,長時間動画や高画質動画の試聴が難しくなっているが,大多数の場合は動画を問題無く視聴できる)。そこで本事業ではCOCの情報発信&観光交流部門活動の一環で,ビデオカメラやドローンの空撮を用いて大崎上島の各所の紹介動画作成を行う。

2.撮影準備と大崎上島各所での撮影

2.1 ビデオカメラとドローン

陸上や船上などから行う基本的な撮影には,ビデオカメラと三脚で臨む。撮影解像度はフルHDとなる。空撮にはドローンを用いる。ドローンとは自律飛行が可能な小型無人飛行機の総称で,使用した機種は初心者向けではあるが,4kの高解像度動画撮影やセンサ類を用いた自律飛行により定点ホバリングが可能など,高機能モデルである(図1,表1)。

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2.2 撮影準備

撮影にあたっては大崎上島町役場産業観光課発行の大崎上島町観光ガイドブック「島標」を参考に島内撮影場所の選定を行い,事前に撮影場所や飛行経路,離着陸場所を記した飛行計画書を作成し,本校事務局や役場,警察へ提出する。

3.撮影と編集

ビデオカメラやドローンで撮影した動画は,編集用PCの専用ソフト,もしくは据置録画編集機により発表媒体に適した長さに編集され,様々な場所で閲覧できるようになる。初めての空撮を行うにあたって,スチールの森(京都府南丹市)にて販売店SkyLink JapanとメーカーDJI主催による初心者講習会に参加し,航空法や飛行時の注意事項の講義や実際に飛行させながらの講習によって空撮について多くのことを学んだ。また渋川海岸(岡山県玉野市)で開催されたヨットレースでのドローン撮影会に参加し,移動しながらの空撮技術を身に着ける機会を得られた。これらの講習やイベント参加による技術向上によって,島内各所で安定した空撮を完了し,撮影動画を編集した閲覧用動画を作成できた(図2~図4)。

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図2 本校校舎空撮
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図3 練習船広島丸空撮
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図4 白水地区空撮

4.まとめ

ビデオカメラやドローンにより大崎上島各所の動画を作成できた。今後はさらに多くの場所での撮影による閲覧動画の追加や,インタネットサーバを用いた動画の共有を行う。

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