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大崎上島郷土史(金原氏著)

1 金原兼雄先生の略歴

大正15年、大崎上島大崎町原田生まれ。

郷土史家。元大崎上島町文化財保護委員。

就職先の新日鉄では全国各地に赴任し、地域の民話を採録。昭和56年の退職を機に大崎町に帰り、郷土史研究を進める。その成果は『ふる里の民話』『ふる里の伝承』『続ふる里の伝承』『ふる里の伝承巻3』として出版。その他にも多数の小冊子を刊行している。

また郷土史研究会の運営に尽力し、室町期の板碑・宝篋印塔・古墳といった史跡の発見・保存・広報を行う。そうした活動の中でも、島の高峰「神峰山」の呼称を従来のものに復した功績は大きい。白水港に設置された観光案内版は氏の尽力によるものであり、山陽商船が作った広島県大崎上島町のガイド本『瀬戸内海の宝島 大崎上島』など地域振興にも力を注いでいる。

主著

1 『ふる里の民話』(平成2年)

2 『ふる里の伝承』(平成2年)

3 『続 ふる里の伝承』(平成9年)

4 『ふる里の伝承 巻3』(平成16年)

5 『瀬戸内海の宝島 大崎上島』(平成24年)

 

2 郷土史研究会

昭和52年4月神峰大学の郷土史研究会として創設。郷土の歴史を研究するだけではなく、史跡・遺産の活用と保護にも力を注ぐ。その後昭和61年に発足した文化協会に参加し、現在にいたるまで活動を継続させている。平成9年には会員数120名を超えた。

 

3 『ふる里の伝承』 平成2年 (『ふる里の民話』)

昭和56年に大崎町へ帰郷した氏が、地域に存在する埋もれた史跡・忘れ去られようとしている民話や伝承を伝えようと、資料・証言を集め書き上げられたもの。編集にあたっては、大崎上島町社会福祉協議会ワープロ事業部の高齢者や婦人が協力した。本の構成は以下の通り。

1部 ふる里の民話

1部の1  1部の2  1部の3  1部の4

第2章 風化した歴史のひとこま

第2章の1  第2章の2  第2章の3  第2章の4

付録

付録の1  付録の2

 

第1部では、厳島伝承にまつわる「宮島さん」、お地蔵さんの花立ての水をつけるとイボが落ちるという「いぼとり地蔵」などの話を町内の古老20人から聞取り、方言のまま25点を採録している。

なお同年、大崎町が文部省の「青少年ふるさと学習推進事業」の指定をうけ、『ふる里の伝承』がその学習用教材として採用されている。大崎上島町教育委員会と同町商工会議所が、この本の「1部 ふる里の民話」を『ふる里の民話』として1,150部発行し、町内の全小学校児童に配布した。

また平成8年、この書に紹介された大崎町の民話を元に創作された「柳の雨」(瓜生喬)が中国新聞社大ホールで上演されている。

4 『続 ふる里の伝承』 平成9年 

前著『ふる里の伝承』刊行後、金原氏が引き続き集めていた資料・証言をまとめたもの。『ふる里の伝承』が大崎町中心だったことに比べ、『続 ふる里の伝承』は、範囲を町外にも広げているのが特徴。本の構成は以下の通り。全237ページ。

序章

序章

第1章 ふる里の民話

第1章の1  第1章の2

第2章 埋もれていた歴史

第2章の1  第2章の2  第2章の3  第2章の4

第2章の5  第2章の6

付録

付録の1  付録の2

あとがき

あとがき

 

5 『ふる里の伝承 巻3』(平成16年)

『ふる里の伝承』『続 ふる里の伝承』の発刊後、さらに集めた証言・資料をまとめたもの。金原氏が郷土史研究会で発表してきた資料も収録されており、その研究・活動の集大成として位置づけられる。特に第3章「大崎上島の未来への提言」は、これまでにない特徴である。構成は以下の通り。

序章

序章

第1章 埋もれていたふる里の歴史

第1章の1  第1章の2  第1章の3  第1章の4  第1章の5

第1章の6  第1章の7  第1章の8  第1章の9  第1章の10

第2章 連想の歴史

第2章の1  第2章の2

第3章 大崎上島の未来への提言

第3章の1  第3章の2  第3章の3

第4章 温故知新・島を巡って

第4章の1  第4章の2  第4章の3  第4章の4

附 大崎上島「歴史・名勝」めぐり

 

公開 平成29年7月

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